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熊本地震に寄せて

地元、熊本県地震の被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 2016年4月14日21時26分、この日は熊本県民にとって忘れられない日となりました。

 最初に震度7の地震が発生したとき、私は自宅におりました。家族の無事や家屋の安全を確認した後、テレビでニュースを見て、熊本はこれから一体どうなってしまうのだろうかという思いで頭がいっぱいになりました。
 翌朝、早い時間に会社に出て社屋や車の状態を確認しているうちに、次々と社員が出社してきて自主的に社内の片付けや情報の確認、仕事の手配を始めたのには正直驚きました。会社のある益城郡は今回の地震でも最も被害の大きかった地域で、テレビニュースを見た限りでは、皆が出社してこられる状況であるとは思ってもみなかったからです。互いの無事を確認しあい、喜び合ったのもつかの間、出社して来られない社員の無事を確認したり、道路や信号の状況確認をしたり、着荷主様の状況確認を行った後、配送の手配や配送可否の連絡をしたりなど目の回るような忙しさとなりました。そして、信号機や道路状況などから安全が確保できた順に、県内配送から仕事をスタートすることができました。
 翌日15日は、道路状況などで通行ができない地域を回避するなどして、ほぼ通常業務を再開することができました。地震のショックも覚めやらない中、社員の皆と一緒に働けることで、災害を乗り越え、普通の生活ができていくのだという安心感と自信をとりもどせる思いでした。

 ところが、そんな思いを打ち砕くように、4月16日土曜日の深夜1時25分、二度目の地震(本震)が発生しました。
震度7の地震が2度も続くというのは気象庁始まって以来ということで、誰にとっても、あまりにも思いがけない出来事でした。
 夜中に飛び起き、家族の無事と自宅の安全確認、ニュースで状況把握と、数日前の出来事をそっくりそのまま繰り返した後、会社の様子を見に行きましたが、昨日の体験から『何があってもうちの会社は乗り越えていける』という不思議な確信をもって事態に対処することができました。そして、やはり、土曜日震災の当日でも出社してきてくれた社員と共に準備を進め、17日の日曜日を挟んだ翌18日の月曜日からは通常業務を再開し、順次、県外輸送も再開して、トラック協会などから依頼された支援物資の配送なども行えるようになりました。

 今回の地震では、家屋が被災した者が2名おりましたが、幸い、社員にはけが人も無く、社屋にも車両も被害を受けずに済みました。そして、本当に大変な状況の中、共に頑張ってくれた社員への信頼や会社の一体感という財産を得ることもできました。また、支援活動を通じて、地元への愛情と、自分たちの携わっている運送事業というものが、いかに世の中に必要なものであるかを再認識させられました。

 まだまだ地元では大変な状況が続くかもしれませんが、今回の体験で、より絆を深めた社員一同と共に、愛する熊本のため、そして、これまで私どもを支えてくださったお取引先様のためにこれからも、しっかりと自分たちの役割を果たし、社会に貢献していきたいと考えております。

城南貨物株式会社 代表取締役 永田 伸治

アクセス

熊本県熊本市南区城南町舞原74-2
TEL:0964-28-3202
FAX:0964-28-6286
e-mail: jyonankamotu@e-jk.co.jp

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